スポーツネタまとめ
NESTA(ネスタ)のPFT認定とは? どんな人に向いている?
NESTAという単語を耳にしたことがある人は多いと思います。これは、「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会」の略称です。この協会が運動指導者に向けて作った規格がPFT認定(パーソナルフィットネストレーナー認定)です。
今回は、このPFT認定がどんな規格で、どんな人に向いているのかを解説していきたいと思います。
知名度が高いトレーナー規格、PFT認定
NESTA-PFT認定は、誰でも気軽に獲得できる資格ではありません。しっかりと事前に勉強をし、知識を身につけた上でないとクリアできない試験を課されます。その一方、国際的認知度と信頼性が高い規格ですので、このトレーナー規格をクリアしていれば「健康・フィットネス・ウェルネスのプロとして一定以上のレベルですよ」とアピールすることができます。
PFT認定試験概要
試験は2日間にわたって行われます。
■1日目:事前講習(8時間)
■2日目:認定試験(試験時間2時間)
試験時間:120分
試験問題:全125問(1問4択)
合格ライン:125問中100問正解(正答率80%)
受験資格:
(A)NESTA JAPANなどでPFTテキストを購入済みである
(B)CPR(心肺蘇生)、AED(自動体外式除細動器)の技能に関して定期的なトレーニングを積んでいる(資格認定を受けていることがベター)
(C)日本国籍または、日本で就労可能な在留資格を有する
(D)満18歳以上かつ、高等学校卒業以上および高等学校卒業程度認定試験合格者
※以上をすべてクリアした上で、下記3つのいずれかをクリアしていること
(1) 1年以上のパーソナルトレーナーやインストラクターなどの実務経験がある
(2) 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
(3) 体育系の大学・専門学校を卒業している
ちなみに、受験資格(1)〜(3)のうちいずれかに該当しなくとも、NESTA認定講座を受講すれば受験が可能になります。
NESTA認定講座はWEB上でも受講可能ですので、時間がない人も気軽に受けることができますよ!
PFT認定獲得に向いている人
ジムなどで働いている人、働こうとしている人(特に管理職)
顧客にトレーニングを教えるのであれば、より深く幅広い知識を持つことは当然です。トレーニングに関する専門的な知識を身につけていない人は、PFT獲得までの過程で多くの知識を学べますよ! トレーナー入門者・初心者以外のベテラントレーナーにもPFT認定はオススメです。学んできた知識を補強・復習することで、顧客にアドバイスする際の説得力が強化されますし、なにより自分の知識に自信を持つことができます。
また、管理職の人はぜひPFT認定を獲得するべきでしょう。PFT認定級の知識とスキルがあれば、部下に対して適切な指導を行うことができますし、部下も「この人はPFT認定トレーナーなんだ」という目で見てくれますから、あなたに対する信頼がより高まります。
海外で活躍する予定の人
日本国内だけでなく、海外でも非常に知名度が高い規格ですから、海の向こうで活躍したいトレーナーは是が非でも獲得を目指すべきです。特にフィットネスの本場・アメリカでは、PFT認定を獲得しているか否かで、顧客の見る目が変わってきます。
自分のスポーツトレーナーとしてのスキルを証明したい人
PFT認定試験は難易度が高く、趣味感覚でなんとなくトレーナーをしている人にはほとんど合格できないものです。PFT認定を獲得することによって自分の知識量やスキルを証明することができます。
プロのトレーナーになりたいなら率先して取るべき
PFT認定は、スポーツトレーナーを目指す人間なら持っておいて損はない規格です。試験難易度が高いことから規格そのものの信頼性も高く、就職や営業の際に有利になることは確実です。特に、国際的に活躍したいと考えているトレーナーなら必ず獲るべきでしょう。
獲得するまで勉強が大変ですが、苦労した見返りはある規格です。PFT認定トレーナーになったら、周囲から一目置かれることは間違いないですよ!
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